昨日はいつもの早朝大阪城ランニングをやめて、奈良県橿原神宮でランニングを行った。えっ?何故?となるところですよね。仕方ないんです。昨日は奈良高校ラグビーの決勝戦があったのです。これを見に行くのに早めに家を出て、試合を観る前にランニングを行うと、ドングリ先生が言い出しました。(あんた本気かと私は言いましたが・・・)
橿原神宮にはドングリが一杯落ちていました。しかも意外と登山口と書いてあり、登りがあるんです(後程写真がでます)ドングリ先生は試合観戦も含めて、ドングリを拾いたかったんだと私は心に思い、口には出しませんでした。
(笑)話はここまでで。
奈良の決勝戦はもう20年以上このカード見たいです。奈良天理VS奈良御所実業の2チームです。天理が城のユニフォームに対し、御所は黒のユニフォームなんです。観客席も見事に白と黒に分かれるんです。ここには因縁の対決がある。絶対に練習試合もしない。いつも毎年この夢の聖地花園をかけて戦うのだ。今年はやや天理が有利と前評判。8割が天理が勝つと思っての試合開始の笛が鳴る。
私たちはこの観戦の為に朝の10時半からそこにいました。開始時間は2時です。ランニングをしたからとは言え、何時から・・・・怖いから口には出さないで起きましょう。話を戻します。
練習から両チーム気合が入る。出て来た。笛がなる、天理優勢。前半終了。19対0で天理が優勢で後半スタート。天理1年生が相手の大型選手にタックル(ドングリ先生の教え子)に行く。倒れて動かない。試合が止まる。タンカで運ばれて選手交代。流れが変わった。
これがチームの写真です。白が天理 黒が御所です。
そして
これがドングリ先生の故郷、橿原神宮のドングリ山(勝手に言うてます)こんな山になっているとは思いませんでした。
派内を戻します。
流れが変わると御所が怒涛の攻めに入る。天理が防御一辺倒になる。あれよあれよで3トライを御所がTRYをする。1TRY5点でその後のキックが2点がラグビーの点数だ。
天理は前半最後のTRY後のキック
が外れた為、21店の所が19点で前半を折り返している。御所は後半、3TRY五のキック3本とも決めている為、21点。
様は19対21.そこでノーサイドの笛が鳴り響いた。崩れ落ちる選手。飛び上がって喜ぶ選手。まさに白と黒 裏と表 だ。前評判は誰に聞いても天理だった。しかし選手たちにはそんな言葉は聞いていない。迷っていない。自分たちが勝つとだけ信じて試合に挑んだだと思う。こ2点の差は何なんでしょう。見ていて本当に涙が出そうでした。こんなに苦しく、しんどく、頑張ってきたラグビー生活。笛と同時に終わるもの、聖地に行けるものの差。点数なんかよりはるかに大きい気持ちの差が生まれる。でも結果は変わらない。
私に席の斜め前には、タンカで運ばれた親御さんが観戦に来ていた、(ドングリ先生と話をしていたので、解った)タンカでグランドから出る時もしっかり見ていた。試合が終わりドングリ先生が話掛けた時、顔をこちらに向けられた時のお二人の顔が私は何とも言えない感情でした。
お二人とも涙を浮かべて、1・2回先生に首を縦に振っただけでした。この涙には色んな思いがある。悔しさ・息子の安否・良くやったとの思い。本当に凄く印象に残る瞬間でした。私の子供が試合時に倒れて、タンカで運ばれる。そんな中で冷静にチーム応援が出来ただろうか?とか色々考えさせられました。
この因縁の戦いはまだまだ続くことでしょう。最後は御所の執念勝ちだったと思います。
結果は変えられないが、間違いなく、選手達・見ている我々に感動を与えた試合でした。ナイスゲーム。
帰りの車の中は少し会話が少なかった、二人です。
さあ~後数校で聖地花園に集う高校が決まる。正月を花園迎えられる高校は限られている。さあ~この大会も熱い大会にして俺のこの渇いた目に涙を流させてくれ。
応援しています。
ペンネーム1515より